ようやく週末。昼は家族と出かける約束がある。 少しだけ副業しようと、朝、PCを開く。 「で、何から始めるんだっけ?」
→ 30分消えた。これが毎週続いていた。
この記事でわかること
子育て中・週末のみ自由な時間があるなかで、Obsidian×Claude MCPで「毎週消えていた30分」をなくした方法。週末の作業開始をスムーズにするプロンプトもそのまま公開する。
目次
記事概要図

毎週30分が消える理由
正直に言うと、週末副業のいちばんのボトルネックは「時間がない」ことではなかった。
問題は**「前回どこまでやったか、頭から綺麗さっぱり消えている」**こと。
平日は仕事・子育て・家事でヘトヘト。土日に貴重な作業時間を確保できても、前週の記憶なんてほぼない。何を書こうとしていたか、どのタスクが残っているか、どのファイルを開いていたか。「確かノートに書いたはず…」でNotionを漁り、Macのメモ帳を確認し、LINE自分宛てを遡る。
こうして毎週30分が消えていた。
数字にするとこうなる。
週30分 × 副業稼働50週 = 年間25時間のロス 時給2,000円換算で ¥50,000分の思考が毎年霧散している
笑えない。
Obsidianを「第二の脳」にするまで
最初にObsidianを使い始めたのは、「ローカルで動く・Markdownで書ける・無料」という理由だった。NotionやEvernoteと違ってデータが手元にある安心感も大きかった。
最初に作ったノートは3つだけ。
| ノート名 | 役割 |
|---|---|
Today.md | その日やること・気づきを書き捨てる |
WeeklyReview.md | 週次で振り返り・次週の優先度を決める |
Projects/ | プロジェクトごとの進捗・アイデアを蓄積 |
シンプルすぎるように見えるかもしれないけど、「書く場所が1つに決まっている」だけで頭の散らかり方が全然違う。
ただ、この時点ではまだ「高機能なメモ帳」に過ぎなかった。記録は溜まるけど、「先週の続きどこだっけ?」という問いに答えてくれるものがない。そこで詰まっていた。
Claude MCPを繋いで変わったこと
Claude Desktop × Obsidian MCPを設定してから、状況が変わった。
ClaudeがObsidianのVaultを直接読めるようになる。つまり「先週どこまでやった?」と聞くと、Claudeがノートを参照して文脈付きで答えてくれる。
ヒロ:「先週の作業、どこまで進んだ?」
Claude:「先週は16本目の記事を公開しました。
今週の優先タスクは『17本目の執筆』と『新規案件の内容調査』です。
今日2時間で完了できそうなのは『17本目の下書き作成』です。」
これを最初に見たとき、「こういうことか」と思った。Obsidianは「外付けHDD」ではなく、Claudeと接続してはじめて「外付け脳」になる。記録が死蔵されず、問いに答えてくれる存在になる。
実際のワークフロー(週末2時間の使い方)
現在のワークフローはこうなっている。
① 作業開始(5分)
Claudeに以下のプロンプトを投げる。
今週末の作業を始めます。以下を確認して整理してください。
【確認してほしいこと】
1. 先週どこまで進んだか(タスクチェックリストを参照)
2. 今週やるべき未着手タスクを優先順に1〜3個
3. 今日2時間で1つ完了できるタスクを1つだけ選んで
【今日の制約】
- 使える時間:朝の2時間のみ
- 中断リスク:途中で止まる可能性あり(子どもが起きたら即終了)
返答は箇条書きで完結に。前置き不要。
「返答は箇条書きで。前置き不要。」が肝。これがないとClaudeが丁寧なあいさつを始める。
② 作業中(100分)
気づいたこと・やったことをObsidianにメモするだけ。フォーマットは問わない。「今日は〇〇した」「次は△△が必要」の一行でいい。これが来週のClaudeの参照素材になる。
③ 終了前(5分)
「今日の作業を3行でまとめて、次回の引き継ぎ事項を書いて」とClaudeに投げる。出力をWeeklyReview.mdに貼り付けて終わり。来週の自分への手紙が5分で完成する。
やってみて分かった3つのこと
1. 毎週消えていた30分が返ってきた
「あれどこだっけ」タイムがブリーフィングプロンプトの返答待ち1分になった。体感は劇的に変わる。朝の貴重な時間を、迷いじゃなく作業に使えるようになった。
2. 思考のログが資産になった
「今日は〇〇した」の積み重ねが、気づいたらブログネタの宝庫になっていた。「あのとき何を考えていたか」が言語化されて残るので、記事を書くときにリアルな体験として使える。このObsidian記事も、元はWeeklyReview.mdへの書き捨てから生まれた。
3. Claudeに文脈を持たせると返答の質が変わる
「Obsidianの記事を書きたい」とだけ言うのと、「先週こういう文脈でこういう記事を書こうとしていた」と背景込みで伝えるのとでは、出てくる文章の解像度が全然違う。obsidian-skillsを使ってClaudeに作法を教える試みも、この延長線上にある。
まとめ
週末副業の最大のボトルネックは「時間不足」ではなく「毎週リセットされる文脈」だった。
Obsidian × Claude MCPで解決できたのは、「記録する場所」と「記録を読む存在」が揃ったから。どちらか片方では成立しない。
設定自体は難しくない。詳細な手順はObsidian × Claude MCP体験記に書いてあるので、まずそっちを読んでほしい。
週末の朝、PCを開いてから最初にやることが「あれ何だっけ」じゃなくなるだけで、副業の質が変わる。
Claudeをもっと深く使いこなしたい人は、UdemyにClaude・AI活用の実践的な講座がある。セール時に買うのが一番コスパがいい。